2016年3月20日(日)、大阪府和泉市の RC Maniax Arena において 「Wonder Products Battle Festival Round-2」 を開催いたしました。

レース前日は午前中まで雨が降っており路面もウェットコンディションでしたが、次第に天気は回復していき、午後には雨もやんで路面には程よい湿度が残り、翌日のレースに向けて最高のコンディションが整いました。

レース当日は朝7時のゲートオープンにも関わらず、皆さん遅れることなく会場入りされました。今回は、スポーツクラス38名、オープンクラス34名の計72名のエントリーとなりました。また遠方は関東、中京、関西、九州からの参加もあり、ピットは選手同士の交流で終始賑やかでした。開会式の後は、各組6分の練習走行を行いました。大会前日に営業後に RC Maniax Arena のスタッフの皆さんによるコース変更が行われ、土曜日は全く違ったレイアウトになり、さらに周回も逆回りになるなど、全日本選手権宛らのイコールコンディションを用意していただきました。このコース変更が各選手に大きな影響を与え、6分の練習走行での各自の時間の使い方が大きく予選レースに影響を与えました。

予選は各クラス3ラウンドを行い、その内の2ラウンド有効ポイント制で決勝の組分けを行いました。レース当時の晴天が路面をどんどん変化させたために各ラウンド、非常に難しい予選になりました。
決勝は、各メイン上位2名が勝ち上がる勝ち上がり方式のため、スポーツクラス、オープンクラスの各Aメイン確定の8名は以下の選手となりました。

スポーツクラス：
予選1位 市川選手、2位 脇坂選手、3位 小野寺選手、4位 床田選手、5位 荒木選手、6位 山本選手、 7位 小山選手、8位 岩瀬選手

そこにBメインから勝ち上がってきた橋本選手と尾池選手が加わった10名で Battle Festival Round-2 スポーツクラス決勝Aメインのレースが行われました。
Aメイン決勝レースは、スタート直後から市川選手と脇坂選手が抜け出し、それを等間隔で荒木選手が追いかける展開となりました。スタート直後に予選3番手の小野寺 (Wonder Products) と4番手の床田選手が絡み、優勝戦線から早くも脱落する波乱の展開になりました。逃げる市川選手に対して、プレッシャーを与える脇様選手、市川選手のミスにより脇坂選手も一時先頭を走るも、脇坂選手も決勝の緊張からかミス、再度市川選手が先頭にたつというトップが激しく入れ替わる展開に、ギャラリーからも歓声が沸くレース展開になりました。しかしトップをいく市川選手がバックマーカーと接触をし、フロントバンパーを破損してしまうアクシデントが起こり、レースはさらに面白い展開となりましたが、市川選手が冷静に壊れた車をコントロールして築き上げてきた2位とのギャップを守り切り優勝しました。 2位には脇坂選手、3位には荒木選手が入賞しました。

オープンクラス：
予選1位 西尾選手、2位 川嶌選手、3位 柴田選手、4位 笹津選手、5位 徳田選手、6位 前田選手、7位 澤田選手、8位 島袋選手

そこにBメインから勝ち上がってきた冨田選手と通山選手が加わった10名で Battle Festival Round-2 オープンクラス決勝Aメインのレースが行われました。
Aメイン決勝レースは、スタート直後から西尾選手と柴田選手の激しいバトルが繰り広げられました。予選2番手の川嶌選手もさすがのベテランの走りで西尾選手に食らいつきますが序盤でミス、優勝争いから脱落してしまいました。そこに割って入ってきたのが予選4番手の Team assciated の笹津選手です。予選では車のセットが路面と合わず苦戦を強いられましたが、流石の実力で決勝では調子を上げて優勝争いに名乗りを上げました。レースはトップの西尾選手がペースを下げることなく引っ張り、そこに柴田選手、笹津選手が食らいつく形になりました。しかし西尾選手のペースは落ちることなく、終盤には3周連続で16秒代に入れる激走で柴田選手と笹津選手を振り切り、優勝しました。西尾選手は Battle Festival Round-1 に引き続き、2連勝を成し遂げました。2位には柴田選手が笹津選手との2位争いに勝利し2位を獲得、3位には笹津選手が入賞しました。

レース後には表彰式に続いて大抽選会が行われ、Wonder Products 取扱製品、Rickside Design 様、RC Maniax 様、Ultimate RC 様からの協賛品が参加者全員に配られ、会場は大いに盛り上がりました。

今回のレースにご参加いただきました皆様、協賛いただきました Rickside Design 様、RC Maniax 様、Ultimate RC 様、そしてレース当日の運営をお手伝いくださいました Rickside Design 小谷様、RC Maniax 清水様、RC Maniax Arena Staff の皆様、心から感謝申し上げます。

Wonder Products　小野寺 仁