2016年7月17日(日)、TRS サーキット (三重県松阪市) において 「Wonder Products Battle Festival Round-3」 を開催いたしました。

レース前日まで不安定な天気予報のためレース開催が危ぶまれましたが、レース開催を信じ、前日から多くの参加者の方が会場入りし精力的にセッティングと走行練習を行いました。

レース当日は朝7時のゲートオープンにも関わらず、皆さん遅れることなく会場入りされました。今回は、オープンクラス34名のエントリーとなりました。また遠方からの参加もあり、ピットは選手同士の交流で終始賑やかでした。開会式後は、天候の崩れを心配し、練習走行を各組6分2回の予定でしたが1回に変更しました。大会前日の営業後に TRS 柘植店長とスタッフの皆さんによるコース変更が行われ、土曜日とは違ったレイアウトになりイベントを盛り上げました。6分の練習走行で各自の車の動きまたはコースを確認してモチベーションを上げていきました。コース変更により、比較的スムーズに走れるコースになったため、1度のミスが大きく影響することを各選手感じたようでした。またレイアウトの関係でコースマーシャルを中に配置できなかったため、コースの攻めドコロを各選手、練習走行終了後に情報交換をしていました。

予選は3ラウンドを行い、その内の2ラウンド有効ポイント制で決勝の組分けを行いました。2ラウンド目の終盤で少し雨がパラつきましたが、何とか2ラウンドの全ての予選を終了することができました。ここで昼休みとなり参加者の皆さんで談笑、情報交換を楽しみました。

昼休み後に行われた予選3ラウンド目で全ての予選が終了して予選順位が確定しました。決勝は、各メイン上位2名が勝ち上がる勝ち上がり方式のため、各Aメイン確定の8名は以下の選手となりました。

予選1位 西尾選手、2位 皆川選手、3位 杉田選手、4位 黒谷選手、5位 冨田選手、6位 中川選手、7位 小山選手、8位 松田選手

そこにBメインから勝ち上がってきた山崎選手と延原選手が加わった10名で Battle Festival Round-3 決勝Aメインのレースが行われました。

Aメイン決勝レースは、スタート直後から西尾選手が飛び出し早くも独走状態位になり、レース序盤で優勝をほぼ確定した展開になりました。しかし2位以降で熾烈な順位争いが起こりました。
まずAメインで最初に盛り上げたのは、10番手スタートの延原選手。スタート後から物凄い勢いで上位の選手を追い上げ、すぐに5番手に。さらに上位を狙っているところで3位争いをしていた3番手、黒谷選手がジャンプの着地で転倒。それを避けるためにアウトから回って回避した4番手、中川選手でしたが、二人の間を5番手の延原選手が抜いていき、一気に3番手に上がってきました。さらに2番手をキープしていた杉田選手にプレッシャーをかけ猛追していきました。二人は2番手を争いましたが、杉田選手が延原選手のプレッシャーに押されミス、延原選手が2番手になり、さらにその隙に4番手の中川選手も杉田選手をかわして3番手に上がってきました。西尾選手、延原選手のペースは上がり、上位2名の走りは終盤にすすむにつれて安定していきました。

しかしレースは、表彰台の3位をめぐり中川選手と杉田選手の激しい闘いがレース終盤を大いに盛り上げました。二人ともかなりの接近戦で攻め合い、3番手中川選手が鋭くコーナーを攻め4番手杉田選手を抑える展開でしたが、一瞬二人がコーナーで交差した瞬間に杉田選手が前に出て3番手に上がると、中川選手がミス、ここで3番手争いが終了してタイムアップとなりました。

Aメイン順位
1位 西尾選手　2位 延原選手　3位 杉田選手　4位 中川選手　5位 冨田選手　6位 山崎選手　7位 松田選手　8位 黒谷選手
9位 皆川選手　10位 小山選手

レース後には表彰式に続いて大抽選会が行われ、Wonder Products 取扱製品、Rickside Design 様、RC Maniax 様からの協賛品が参加者全員に配られ、会場は大いに盛り上がりました。

今回のレースにご参加いただきました皆様、協賛いただきました Rickside Design 様、RC Maniax 様、そしてレース当日の運営をお手伝いくださいました TRS 柘植店長、Rickside Design 小谷様、心から感謝申し上げます。

 

Wonder Products　小野寺 仁